今回ご紹介するのは、奈良県天理市、山の辺の道沿いにある「長岳寺」さん。
長岳寺は、天長元年(824)淳和天皇の勅願により弘法大師が大和神社の神宮寺として創建されました。
千古の歴史を経て文化財も多く、重要文化財としては仏像5体、建造物4棟があります。
境内は12,000坪もあり、四季折々のお花が参拝者を迎えてくれます。
以前ご紹介した、トレールセンターから歩いてすぐ(ほんますぐ!)なので、是非足を運んで見てくださいね。
今回は天理市の観光スポットとして人気の大神神社と石上神宮の間に及ぶ、約14キロのメイン・ハイキングコースのほぼ中間にある観光拠点&無料休憩所「天理市トレイルセンター(天理市柳本町)」をご紹介します。 それではサクッと見ていきましょう![…]
参道
大門を潜ると、ジ●リにでてきそうな道がぶわっと広がります!
前日が大雨だったので、葉っぱが雨に濡れていて緑が綺麗でした。
受付までに続いているこちらの参道には、4月下旬~5月上旬頃に平戸ツツジが咲きほこり、毎年沢山の参拝客が訪れます。
伺った際には『緑一面!!!!(それもまた良し!)』でしたが、奇跡的にツツジが一輪咲いていたので写真に納めてきました!
受付と案内図
参道を歩いていくと、受付がみえます。
入山料(拝観料)は大人400円で、拝観時間は9時から17時です。
(窓を覗いて、誰もいらっしゃらない場合はインターホンを押してくださいね。)
楼門(重文)、放生池、本堂
受付を過ぎると、楼門(重文)が迎えてくれます。
門を潜ると右手側に、放生池があります。
一週間前だと、杜若(カキツバタ)が凄く綺麗に咲いていそうです。
左手には本堂。
本堂内は勿論撮影は禁止ですのでご注意を!
拝堂、大石棺佛、鐘堂
少し進んで行くと、練塔があり拝堂に続く階段が見えてきます。
階段を登ると、拝堂があります。
自然の中にひっそりとたたずむ拝堂を眺めていると、心が落ちついてきます。
拝堂の奥にこんな看板が!
前日が土砂降りで足元が滑りそうだったので、恐る恐る登ってみました。
登られる際は急な階段だったので、足元に注意して登ってくださいね!
ほんの少し階段を登ってみると、大石棺佛を拝むことができます。
拝堂に一度戻り、階段を降りると立派な鐘堂が!
鐘は打つことができます。
仏様に願いをこめて、是非一打してみてくださいね。
旧地蔵院(庫裏)
受付付近まで一度戻って、次は旧地蔵院(庫裏)に向かいます。
こちらの旧地蔵院も重要文化財です。
江戸時代初期に再建されたもので、屋根は杉皮を用いた大和葺き(やまとぶき)ですが、玄関や持仏堂の屋根は檜皮葺き(ひわだぶき)になっています。
立派な和室に、長岳寺奥の院で拝観することのできる仏像のお写真なども展示してあります。
外に出ると立派なお庭が!
こちらの池に咲く雲井の鶴(くもいのつる)という名前の杜若(かきつばた)が有名なのですが…
(池の時同様、タイミングが…)
あいにくの雨模様の日でしたが、雨露に濡れた庭木もまた美しく…時を忘れるようでした。
雲井の鶴の案内が貼ってありました!
受付の方から、蓮が綺麗に咲いていますよ!と教えていただいていたので無事にみれて良かったです。
入り口横の庫裏で三輪そうめんを食べることができるのですが、現在は要予約(人数10人以上~)になっています。
是非行かれた際には、重要文化財に浸りながら美味しい三輪そうめんを食べてみてくださいね♪
お花で有名な長岳寺さんですが、実は密かに猫寺で有名なんです。
全国の猫好きさんが会いに来られるそうですよ!
あいにく1匹の猫ちゃんとしか会えなかったのですが、人慣れしているのかカメラを向けると、カメラ目線でバッチリ撮らせてくれました~!
長岳寺・詳細
名称 | 長岳寺(ちょうがくじ) |
アクセス | (1)西名阪自動車道「天理」ICから国道169号を南へ約6km
(2)JR桜井線「柳本」駅より東へ徒歩約20分 駐車場有 |
住所 | 〒632-0052 奈良県天理市柳本町508 |