『大和神社』戦艦大和ゆかりの神社

大和神社は天理市にある神社のひとつです。

あの「戦艦大和」の守護神として、艦内に祀られていた由緒ある神社を今回はご紹介します。

 

大和神社(おおやまとじんじゃ):参道

外観

恥ずかしながら(やまとじんじゃ)だと思っていたのですが正しくは(おおやまとじんじゃ)です。

駐車場は、この第一鳥居をくぐって左側にあります。

空気感が変わる立派な鳥居。

脇には、様々な大きさや形の石灯籠が置かれていて、とても印象的でした。

大和神社に関わらず置いてあるものですが、本来の灯りを保護するための役割を終え、景物となっていることに魅せられますね。

大和神社の第一鳥居から第二鳥居まで進むにつれ徐々に神域感が高まります。

奈良街道沿いから伸びる閑林に囲まれた長い参道。

250mあるらしく、これは戦艦大和の大きさとほぼ同じ長さらしいです。

写真のように献燈がずらーと並んでいるので、1つだけ他と違うのが紛れたりしていないかなと探しながら歩いたのですが、全て同じでした(笑)

増御子神社

第二鳥居のすぐ左側に増御子神社があります。

増御子神社には神武天皇の功臣である椎根津彦子孫の市磯長尾市氏命を祀ってあります。

祭神:猿田彦神、天鈿女命、市磯長尾市命

明治10年(1877)に当社南に接する成願寺村横馬場より奉遷され大和神社の摂社となったそうです。

4月の「ちゃんちゃん祭」には、本社と増御子神社の2基の神輿が御旅所の大和稚宮神社までを渡御します。

 

老人憩いの家兼大和神社結婚式場

次に目にしたのは老人憩いの家兼大和神社結婚式場。

奈良神社婚の挙式神社一覧にはのっていなかったのですが、どんな感じなのでしょう。

 

大和神社(おおやまとじんじゃ):本殿周辺

見えてきました本堂。

手水屋で清めてから行きましょう。

丁寧に作法と大和神社のプロフィール的なものが書かれてあります。

あまり詳しくないので、助かります。笑

へぇー高龗神(たかおかみのかみ)っえいう水の神様も祀られているんだ。

いろんな神様がここにいるんだなーって思いました。

桜の木も結構目につきますね。

春になったらとっても綺麗なんだろうな!

また見にこよーっと!

 

戦艦大和展示室

え? 戦艦大和展示室? 見とかないとね!

写真や絵、本、たくさんの資料があります。

 

沢山の奉納された戦艦大和の模型が展示されています。

 

高龗神社

戦艦大和展示室を出て本堂へ向かう途中に高龗神社が見えましたのでこちらも見に行きます。

実はこの高龗神社は祈雨神祭の全国総本社です。

祭神は雨師大神即ち水神様で、崇神天皇のとき渟名城入姫命をして穂積長柄岬(現親泉星山)に創祀されたそうです。

 

大和神社(おおやまとじんじゃ):本殿

御祭神

たどり着きました。

大和神社どーん!!

奈良時代に成立した日本の歴史書「日本書紀」によると、日本大国魂大神(やまとおおくにたまのおおかみ)は大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)として、天照大神とともに同殿共床で祀られていたそうです。

ただ、その当時疫病が発生したり、世の中が乱れたりするなど色々な悪いことが起き、その原因は両神の勢いのためだとされ、崇神天皇は神威を恐れて、崇神天皇6年に天照大神を皇女豊鋤入姫命に命じて大倭国(現在の奈良県)の笠縫邑に移して祀られたのが、大和神社の創建と言い伝えられています。

大和神社には以下3柱が祀られています。

・日本大国御魂大神(やまとのおおくにみたまのおおかみ)
大和の土地の神様

・八千戈大神(やちほこのおおかみ)
別名:大国主命
縁結びの神様

・御年大神(みとしのおおかみ)
農作物の神様。

 

授与品

一風変わったものも売ってましたよ!

大和神社の「清めのお砂」(300円)です。

ご利益をしっかりといただくためにも事前に身体を清めることが大切で、賽銭箱の横の名が机に置かれています。

社まで来られない方もいると思うので、お土産にもいいかもしれませんね。

人だけでなく、場所も清められるので、家などのお清めをしたい場所の四隅に撒くといいそうです。

大切な人にはお守りと合わせてお渡しするのもおすすめなので、チェックしてみてください。

 

その他

ネット参拝も可能!

参拝は神社に足を運び直接神前にお参りできたらいいのですが、こういった社会状況で神前にお参りするのが難しい方も多いと思います。

遠く離れた場所から神社の方向を向き参拝する。これを「遥拝(ようはい)」といい、古くから行われていたようです。

ネットを利用してこの遥拝を行えます。

是非ご利用ください!

http://ooyamatohp.net/newpage1.html

 

私はぼんやりと参拝させてもらいましたが、予備知識をたくさん詰めて参拝するのも楽しいだろうなと思いました。

すべてを網羅しなくても、推しの神様に会いに行く感覚でもいいかもしれませんね!

 

大和神社の詳細

 

名称 大和神社(おおやまとじんじゃ)
アクセス 【電車・バスの場合】
① 近畿日本鉄道で
・ 近鉄難波-天理(約60分)(大和西大寺・平端経由)
・ 大和八木-天理(約20分)(平端経由)
② 天理駅より奈良交通バスで
・ 天理-大和神社前(約10分) (桜井駅行きバス)
・ 桜井-大和神社前(約20分) (天理駅行きバス)
大和神社前から徒歩5分
③ JR万葉まほろば線で
・ 長柄駅から徒歩で約7分
・天理-長柄(4分)
・奈良-長柄(17分)
・桜井-長柄(13分)
【自動車の場合】
西名阪自動車道天理インターから約15分

観光バスの駐車可駐車場:一の鳥居をくぐりすぐ左側。無料駐車場となってます。
住所  〒632-0081 奈良県天理市新泉町306
電話番号 0743-66-0044
HPなど http://ooyamatohp.net/index.html

 

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